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中田敦彦のYouTube大学 文学シリーズ いい教師は、いい役者編

中田敦彦YouTube大学の変遷振り返っていたら、文学シリーズ完全にみてなかったことに気づき、見てみたら、非常に面白い!というわけで、文学シリーズを激押ししていこうと思います。今のところ、「マクベス」が一番私のおすすめですが(まだ全部みきれてないので暫定1位)、記念すべき文学シリーズ第一弾を下に貼っておくので、是非是非ご視聴ください。

 

【文学シリーズが始動】第一弾は夏目漱石「こころ」前編!中田敦彦の世界一分かりやすくて面白いエクストリーム文学!累計発行部数700万部超えの不朽の名作を独自解説

 

さて、文学シリーズ、私は避けていました。なぜに避けていたか。読んだことがあるから避けていたのです。自分で読んだ感動を、わざわざ他人に説明されたいか。読書とは個の体験であるのに、わざわざ中田敦彦さんの解説聞く必要はないだろうと思っていたのです。そう、知っていることを、わざわざ、もう一度知る必要があるのか。他にも動画はいっぱいあるのに、優先順位は一番後回しに必然的になっていたわけです。

 

大好きな作家を、大好きな人たちと語ることほど楽しいことはないけれど、授業形式で語られるのは如何な形なのか、懐疑的に見始めた私でしたが、途中から「すごい」と心で叫ばずにはいられず、例のごとく、視聴ボタンを次々押していく羽目に。

 

文学の解説であるのに、何がどうすごいのか。私は、今まで受けてきた「国語」の授業のイメージで見始めたのです。夏目漱石の「こころ」の授業を学校で受けたときなんか、どうしたらあの名作をここまでつまらなく興味のない話に変えられるのか、私は不思議でたまらなかったし、結果、授業を受けずに図書館へエスケープするという学生としてあるまじき行為をとっていました。そんな私が、たとえ、尊敬する中田敦彦様が授業するといっても、トラウマのようになっている文学の授業受けるはずなかったのです。見始めて、驚きました。解説にもなっているうえに、一本のお芝居を見終わった気分。

 

「こころ」の動画で解説すると、「わたし」の心情、「先生」の心情、「K」の心情が手に取るように入ってくる。国語の授業で、「わたし」はこう思っていたと解説されてましたが、私の心にはちっとも響いてこなかった。でも、中田敦彦さんにかかれば、心情がそのままことちらに伝わってくるのです。人は、読書するときに、人物や風景を思い浮かべるものだと思うけれど、私が想像していたそのまんまの「わたし」や「先生」を演じられることに感動しました。いい役者とは、無数にいる客の心象風景と同じイメージを届けられる人なのです。無数にいる客、それぞれイメージやものの捉え方は千差万別なのに、いい役者はその人がイメージしやすいように届けることができます。中田敦彦さんは、そこが秀でているし、秀でているが故にこちらになかったはずのイメージさえも、あたかも自分の中にもともとあったのではと思うほど自然に自分の心の中で生まれて、受け止められるという事象が発生しているのです。

 

いい教師とは、いい役者なのです。

 

そして、どんどん、そのいい役者っぷりに磨きがかかってきていて、どこまでいくのだろうと毎日の動画更新を楽しみにしてしまっています。